平成２６年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果

調査者：有田振興局地域振興部農業振興課、果樹試験場、果樹園芸課、経営支援課、
　　　　　近畿農政局和歌山地域センター、和歌山中部農業、共済組合、ＪＡ和歌山県農、ＪＡありだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　調査日：平成２６年５月８日

(１)温州みかん

　�@新梢の発生は園地や樹によるバラツキがあるものの平年並みであり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
　　一部の老木園や樹勢低下園で枯れ枝の発生が見られた。
　
　�A発芽期は平年に比べ５日程度早く、展葉期は平年に比べ２日程度早かった。(果試)
　
　�B満開期は極早生で５月１１日､早生で５月１３日､普通で５月１５日頃と思われる。
　
　�C着花指数は平年を１０とした場合、極早生で１１．９、早生で１０．３、普通で９．４であった。
　　本年は裏年まわりであるが、極早生は平年より多く、早生は平年並みであった。

　　
(２)清見

　�@新梢の発生は平年並みであり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
　
　�A発芽期は平年に比べ６日程度早く、展葉期は平年に比べ３日程度早かった。
　　満開期は５月１８日頃と思われる。
　
　�B着花指数は１０．０であった。


(３)不知火

　�@新梢の発生は良好であり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。

　�A発芽期・展葉期ともに平年に比べ５日程度早かった。
　　満開期は５月１７日頃と思われる。
　
　�B着花指数は１０．２であった。


(４)はっさく

　�@新梢の発生は平年並みであり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
　
　�A満開期は５月１７日頃と思われる。
　
　�B着花指数は１０．０であった。